チーズドレンバルブ・エルボドレン施工概要書
(1)チーズドレンバルブの直管繋手部分での接続手順
- チーズドレンバルブは、内管から漏れが発生した場合、外管に流出した流体を安全に早く回収するための製品です。ラインごと16m以内に設置することを推奨します。また勾配配管の場合は、下流側にチーズドレンバルブを設置します。
- 直管と直管の繋部分での取付が、一番施工がしやすいと思います。
直管の内管外側と内管用ソケット内面に、塩ビ用接着剤を薄く均一に塗布し、直管内管と内管用ソケットを接続します。
- 直管の外管外側とチーズドレンバルブ内面に、塩ビ用接着剤を薄く均一に塗布し、接続します。
- ソケットの内管内面と直管の内管外側に、塩ビ用接着剤を薄く均一に塗布し、ソケット内管と直管内管を接続します。
- 次に、チーズドレンバルブの内面と直管の外管外側に、塩ビ用接着剤を薄く均一に塗布し、直管外管をスライドさせて継手と接続させます。
(2)チーズドレンバルブの直管途中部分での接続手順
- チーズドレンバルブの設置個所部分の直管外管をカットし、外管をスライド(後退)させ、いったん抜き取ります。
- 直管の外管外側とチーズドレンバルブ内面に、塩ビ用接着剤を薄く均一に塗布し、直管内管を通して接続します。
- チーズドレンバルブ内面と直管外側に、塩ビ用接着剤を薄く均一に塗布し、直管外管をスライドさせて接続します。
(3)ドレン管の施工方法
- 透明ドレン管(20㎝)とコンパクトボールは、接続しない状態で梱包されています。
そのため、ドレン管は必要な長さにカットして、またコンパクトボールは必要方向に接続します。
- ドレン管延長方法例
(4)エルボドレンの接続手順
- エルボドレンは、縦配管での漏れが発生した場合に、流体を回収するための製品です。
そのため、縦配管からエルボを繋いで、横配管になるような場所での設置を推奨いたします。 - エルボドレンA部分の内管エルボ内面と直管の内管外側に、塩ビ用接着剤を薄く均一に塗布し、エルボドレン内管(エルボ)と直管の内管を接続します。
- エルボドレンA部分の外管(チーズ)内面と直管の外管外側に、塩ビ用接着剤を薄く均一に塗布し、直管外管をスライドさせて接続します。
- 3.と同様にエルボドレンB部分も接続します。
- エルボドレンA部分、またはB部分の先の直管部分が先行して配管を完了している場合は、エルボドレンのチーズ内面とエルボ内面の受口長さを測り、直管の挿入標線を決めて、同時接続となります。